教えない師と書いて教師

勉強を教える立場にある人は三段階の講師力のどこかにいます。

第一段階
指導する分野についてとても詳しく、どんな質問にも答えられる。

第二段階
わかりにくいものごとを、とにかくわかり易く伝えることができる。

第三段階
敢えて教えずに生徒に考えさせることができる。

とかく加算的に物事を教えたくなりますが、そこで生徒の試行錯誤する時間を奪うことは本末転倒。敢えて引き算して、教えない部分を作り、生徒を思考の迷路に誘い入れ、立派な出口を用意する。出口まで手を引かない。というのがレベルの高い講師なんだと思います。

優れた教師というのは、何も教えない教師なのかもしれません。

2013年度最後の担当授業を終えて。皆さん来年度もよろしくお願いします。

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