物事の流れをせき止めている箇所、「ボトルネック」。全体から見れば小さな箇所かもしれませんが、そこのせいで、うまく物事が進まないことありますよね。小学生の学習にも存在するボトルネックを紹介します。
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今何を学んだ/学んでいるのかわからない
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大げさな例えをするならば、サッカー教室でシュートの練習を朝から晩までして、
コーチ「今日は何の練習したんだっけ?」
生徒「サッカー!」 という状態です。
4分の5キロメートルは何センチ?というような単位変換の問題をひたすら解いた後に、
さて今何を勉強しましたか?と聞かれて、自分なりに「単位を変えました」「分数を分数でない数に直しました」と言える生徒は驚くほど少数です。
さすがにそれはウチの子にはないでしょうと思いたくなる事象ですし、「成績と関係ない」と片付けたくなる気持ちもわかりますが、レッキとしたボトルネックです、これ。
自分が今何を学んだ/学んでいるか、与えられた問題をただ解くでなく一段だけでいいので俯瞰してみられるというのは、今後目標を設定し、自分の力を認識し、目標までの計画を立てるという能力につながる大切な姿勢です。
そこでですが、ロジムの3年生教材では、問題ごとに生徒に「この問題からの学び」を記入してもらっています。問題からの学びは生徒それぞれ。生徒それぞれ違いますが、問題を解き、そこから学びを自ら取り出そうという姿勢を身につけ、早い段階でボトルネックを解消します。