社会の小ネタ~「国」って?

先日、ひょんなことから、「国」って何? という議論がロジム内でなされた。

そもそも「国家」という概念が近代的な概念で、
その起源やあり方が多様なため、一概にどの定義が正しいとは言えない。

一応、政治学・法学的な立場から、現在の国際法上の国家の承認要件は

・領域が定まっている
・人民が恒久的に属している
・対外・対内的に主権を行使できる

というのを基軸に、その3要件が満たされているかの判断は
主権国家が行うため、

・他国からの承認がある

という4つ目の要件も満たしているものが国家と考えられているようだ。

他国からの承認という点から考えれば、「国連加盟国」が「国家」である
と考えるのも一定の合理性はあるものの、それが絶対だとはいえないのが
現状である。

国がいくつあるか、という問には明確な答えは出せないが、日本をもとに考えると、
以下のようになっている。

・国連加盟国 193か国

・日本が国家承認している国・地域は194か国(日本を入れて195)

・日本が国家承認している国・地域で国連に加盟していない国
 →バチカン、コソボ、クック諸島の3か国

・日本が国家承認していないが、国連に加盟している国
 →北朝鮮1か国

ちなみにこの考え方からすると、沈黙の艦隊でいう、「独立戦闘国家やまと」
は領域が未確定で国家承認されなそうだ。

これは生徒がそういう疑問点をあげてくれたが、おっしゃる通り。

もっとも、「領域」の定義の仕方によっては、それが移動しても他国の領域を
侵さなければよいのでは、と考えることもできそうである。

このへんは海江田艦長はふれていたかどうか覚えていないので
もう一度読み直そう。

ロジム内でちょっとしたことが話題になると、みんながいろいろ考えてくれて
おもしろいな、と思う。
ロジムが常にそういう場であるようにしていきたい。
           
                                            む