1月入試も始まり、状況は様々でしょうが、未来の受験生に向けて情報をまとめておきます。
①前提:なぜ事前の入試を経験したいのか
ザクっとまとめてしまうと、”第一志望校の合格に少しでも近づくため”となります。
一番大きな目的として、本番の空気にふれることが挙げられます。普段は飄々としている子どもも、いざ本番となったときに、普段通りの実力を発揮できないことがあります。自分がどのようになるのかは経験してみなければ分かりません。もし第一志望校が初めての本番で、思いがけず緊張してしまったら…。自分の体がどのように反応するのかを確かめておきたいです。
②事前に入試を経験すると
受験をすれば必ず結果が出てきます。合格だった時に安心して気を抜いてしまう子もいれば、調子に乗ってもっと頑張る子もいます。不合格だった時にこれはマズイと頑張る子もいれば、もういいやと諦めてしまう子もいます。
③どのような学校を選択するのか
まずは優先順位の高い条件として、志望校と出題傾向が似ている学校を選ぶべきです。例えば、記述式の問題をほとんど出題しない学校が志望校なのに、1月受験として記述の多い学校を選んでしまうと本人にとってあまりよくないです。(逆も同様)
次いで、上記②のような受験者本人の性格を考えて、合格できそうな学校・どうなるか予想がつかない学校・合格することが難しそうな学校のうち、どれを選択するかを考えましょう。
④受験は計画的に
最後に、第一志望校の合格可能性を判断するための1月入試も存在しているとお伝えしておきます。受験は水物という言葉がある通り、どのようになるかは誰も分かりません。しかし、冷静に判断をしたときにより着実な選択肢というものは存在しています。中学入試では、保護者はいわゆるプランBというものも考えて動きたいものです。
⑤ある程度信頼できる相談相手を見つけましょう
いざ情報収集となったとき、今まで書いたような諸々の事情を勘案して紹介してくれるようなAIは残念ながらまだできあがっていません。特に受験者本人の性格など、本人ですら理解していない場合が多いわけですから当然といえば当然です。
初手の情報収集は、(いるのなら)本人のことを長く見てくれている受験指導のプロから行うとよいでしょう。そのうえでネット環境などを活用して情報網を広げ、絞り込みの際に改めてプロに相談して決定することをお勧めします。