セミと数学の意外な関係 ~周期ゼミ~

周期ゼミってしってますか??
13年ゼミ、17年ゼミといって、13年に1回、17年に1回、地上に出てくるセミがいるそうです。ほんとにみんな時計とカレンダーを持っているのかというぐらい正確に大量発生するそうです。
なぜ、13年、17年かというと、13と17は身近な素数、つまり他の数字の周期と重なる頻度が少ない数なのです。
例えば3年ごとに発生するセミと、2年ごとに発生するセミは6の倍数で、つまり6年に1回発生周期が重なります。ところが、13年ごとに発生するセミは、最短でも13年に一回しか発生周期が重なりません。

他のセミとの生存競争をさけるために、発生周期が13年、17年になったといわれているそうです。
すごい!
長い年月をかけて、体のカタチや色を変える動物はよく聞きますが、発生の周期を変えるとは!そしてそれが素数なんです。

われわれの教科書にかいてある「素数」。お勉強の世界だけの話でなく、地球の、自然界の共通言語なんだなあと1人で感動してしまいました。
野村はこの話で素数がぐっと身近に感じられ、また「素数ってなんだっけ」という問いにイメージをもって答えられるようになりました。ありがとう周期ゼミ!
数学とは神様の言葉を翻訳する道具だとだれか偉い人がいっていたような。。。

周期ゼミ以外にも教科書の「お勉強」にスパイスを与えるエピソードをできるだけたくさん紹介していきたいと思います。