早いところ直すべき学習時のクセ 

国語をやっていてもロジカルシンキングをやっていても、問題文や設定文の一言一句の意味を理解しないと進めない生徒が最近多いことにちょっとした憂いを感じています。特に最近入塾の生徒に多いですかね。

だめですね。それは。
たとえば下のような選択肢
ア.この化粧品は有名な婦人雑誌で紹介された。
イ.この化粧品は売り上げランキングで1位をとった。
ウ.ロジオくんのお母さんは近所の人と仲がよい。
エ.ロジオくんのお母さんは美しい。
アの「婦人雑誌」の意味がわからなくて思考が止まる生徒。
そしてその意味がわからないことで居直る生徒。
たぶん大人になるまで勉強が苦手なままです。ジャングルだったらすぐに捕食されています。

意味を類推する能力、もっと大きな話で不安定な状況で航行する能力が欠けているかなと。
大人ですと、英語の学習の時にこれと同じことを経験した人も多いはずです。
英文を読んでいて、見たことない単語をいちいち辞書で調べていては時間の浪費も甚大ですし、いつになっても英文を読むことが苦痛のままです。読めるようにはなりません。
「だいたいこんなもんだろう」と類推し、前に前に進む力は、なかなか指導されませんが早いうちに身につけたいものです。