お久しぶりです。竹村です。
今日も前回同様ごそごそと本棚からひっぱてきた本から
アイデアを借用して書かせていただきたいと思います。
情報元は岩波新書で堀忠雄さんという方の書いた「快適睡眠のすすめ」と
いう本です。題名のかるさに比べると中身は結構まじめで学術的な内容が
書いてあるので、高学年でもちょっと飽きてしまうかもしれませんが、
興味のある人には面白いかも。
テーマは
「眠いときの勉強には意味があるのか?」
一日の中には眠くなりやすい時間帯とそうでない時間帯があります。
一般的な人なら午後2時ごろが一日の中でもっとも眠くなりやすい時間帯です。
3時のおやつ休憩とか、スペインのシェスタの習慣などもたぶんその誕生に
このリズムが一役買っているものと思われます。
これに備えてお昼のころに20分程度仮眠を取っておくと、午後の眠気を
かなり軽減することができます。
ちなみに、20分を超えてしまうともう一度目が覚めるのに時間がかかったり、
夜眠れなくなってしまうのであまり良くないとか。
そこで、テーマの眠いときの勉強に意味はあるのか?ですが、
実は計算などの作業において実際の作業効率は眠気の高いときでもそこまで
変わらないそうです。
ところが、眠気の強いグループの人(仮眠なし)と弱いグループの人(仮眠あり)
を比べてみると実際の成績の差以上に自己評価の差が現れます。
つまり、眠気の強い時に作業している人たちは、実際にはそこそこ出来ているときでも
「だめだ。。。。全然問題が解けない。もうだめだ。」っていう
ネガティブな気分になってしまうのですね。
勉強はやっぱり出来る実感がある方が楽しいし、せっかくならいい気分でやりたいですよね。
とは言うものの、そんなこと言ったって、平日に20分仮眠なんて取れるわけないじゃないか、学校なのに。
と思う方が多数だとおもうのですが(正直竹村もそう思います)、家できちんと夜早く
寝れば、少なくとも午前中の眠気についてはかなり予防できます。
高学年にもなると夜更かしの機会も増えてしまうかもしれませんが、睡眠時間は
大切にしてくださいね。
それでは皆さん良い夜を。