2024入試応援レポート~1/21東邦大学付属東邦中学校前期

千葉3連戦の中日、千葉御三家のひとつである東邦大東邦は長いことこの日程の最難関校として君臨し続けています。

前期試験では、募集240名に対して、例年10倍近い2200名強の出願があります。今年度も2276名の出願とほぼ例年通り。この調子でいけば、実質倍率(合格者/受験者)も例年通り2.3倍前後で推移しそうです。

珍しく4科目均等配点を採用している学校で、苦手科目なしで得意科目が1つあれば有利だと言われています。2021年度までは算数の受験者平均点が他3科目と比べると極端に低く、算数が非常に得意な場合は、そこで差をつけて合格することができる学校でした。しかし、2022年度から傾向が変わり、理科の受験者平均点が他3科目よりも極端に低い状況が続いています。算数の視点ではミスが許されにくくなったと言うことができ、理科の視点では得意であれば他の科目で負けても十分に巻き返すことができるということになります。

そんなここ2年の理科の特徴を3つ挙げておきます。

①相変わらず天体に関する問題が多い。

②生態系に関する読み取り問題を出題している。

③中学範囲の理科の学習単元が比較的多く出題される。

①は言わずもがなで、金井宇宙飛行士の影響です。②についてはSDGsと昨今の大学入試改革の影響でしょう。③については特に電気に関する問題と化学反応に関する問題で、中学範囲の内容まで知っていると非常に楽に解くことができるような問題を出題しています。

これらを元に対策をしていけば、理科で合格を勝ち取ることができそうですね。

ロジムからの受験生は4人で、それぞれに有利な特徴と不利な特徴を持っていますが細かな点はここでは割愛。とにかく全力を尽くしてほしいものです。