今回は『ロジスぺ!マトリクス算数』でも扱う流水算を表にします。
問題
ある流れのある川のA地点からB地点を往復するボートがあります。A地点からB地
点は12km離れていて、上りにかかる時間は1時間でした。ボートの静水時の速さが時速
15kmのとき、下りにかかる時間は分ですか。
今回『はじき』(はやさ・じかん・きょり)の表に、上り・静水時・下りを入れます。
問題文からわかる数字を入れると下のようになります。
表の『上り』が距離と速さがわかったので、上りの速さを求めることができます。上りの速さは、12÷1=時速12kmとなります。このときの、上りの速さと静水時の速さ
の違いは、川の流れの影響によるものなので川の流れの速さは15-12=時速3kmとな
ります。
下りの場合は、静水時よりも川の流れの速さ分速くなります。よって、下りの速さは、
15+3=時速18kmとなります。
下りにかかった時間は、12÷18=2/3時間=40分となります。
わかっている情報を表にまとめることで、求めることのできる数が順番に埋まっていき
ます。複雑な手順のように感じますが表にまとめると、その手順がわかりやすくなりま
すね。