優秀な人ってどんな人だろうか

以前からよくブログにも書いてるんですが、野村にとって「優秀な人」とそうでない人を見分ける能力の一つに、「さっと参照先に手が伸びるかどうか」というのがあります。

何かわからないことがあった時に、すっと辞書や参考図書、また電話に手が伸びるかどうか。
うだうだ考えて終いには、「まあいいや」で終わるかどうか。

注意して観察すると、人によってきっぱりはっきりわかれます。

もちろん一緒に仕事をしたい人は前者ですし、若い人でしたらこれからどんどん成長するのは前者です。そして携帯電話機器やインターネットの普及もあり、この「参照する習慣」の有無により、
個人の情報力はものすごい勢いで二極化します。

例えば最近実際あった会話ですと
「飛行機のトイレって空にそのまま流してるって知ってた?」
「うっそ?!そんなわけないじゃん。」 と言いながらすでに手は携帯電話で検索をはじめる。

「赤ちゃんの鳴き声を静かにするサイレンサーって売ってないのかな?」
「あー、猿ぐつわみたいのあるかもね。人権がどうのとかってありそうだけど」と言いながらすでに手は携帯電話で検索をはじめる。

「バイクのピンクのナンバープレートって何CCなんだろう」
「50より大きいよね、100くらいかなあ・・・」と言いながら手はすでに携帯電話で検索。

上の例はこの数時間以内の会話(と検索です)。
どれもまあどうでも良い質問ですが、れっきとした知識であり、情報です。携帯電話とかインターネットってすごいね!って言いたいわけではなく、疑問に対してすっと検索の手が伸びるかどうか、この習慣がついているかどうか、とてもはっきりくっきり分かれる時代になったものだなあと思います。

検索力とか情報調査力とか言いますが、機器を操る力でもなく、参照先を多く知っていることでもなく、単純にさっと調べようと動く習慣がついているかどうか、それがまさに「検索力」であり、現代必須の能力だと思いました。

もちろん小学生も一緒です。というか小学生だからこそ。インターネットが使える環境かどうかとか関係ないです。少なくとも私や、ロジムの他の先生たちに共通する動作の癖は「あれこれって、なんだろう?」と口で言いながら調べ始めてます。

受話器に手が伸びていたり、キーボードを叩き始めていたり、本棚に向かって歩き始めていたり。

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