こんばんは。
さて、たいていの時間をロジムですごしている私ですが、先日久々に「お勉強会」なるものに参加してまいりました。
「勉強会」とはいっても、友人たちと持ち回りで、各自の仕事関係のテーマで発表し、ディスカッションする場なのですが。これがまた、いろいろな業種の人が集まっていると毎回違うねたに触れられつつ、結構楽しく物事を考えられる場になっていて面白いんですよね。
今回のテーマは税制についてでございました。最近の日本の債務残高やらガソリンの値段の高騰やらについて、国際的な比較をしつつ、国の対処の方法などなど、広く浅く知ることができ、個人的にはとても有意義な時間をすごせました。
まあ、社会保障関係費なんかは中学入試でもかなり熱い分野ですので、それについての多少の知恵をつけて戻ってきた次第です。
やはりグラフ等で見せられると、日本の最近の社会保障関係の生産年齢負担はかなり大きくなっているのだな、というのが実感です。社会保険料負担は実は消費税と所得税合わせたくらいの大きさがあります。普段少子高齢化と騒がれつつも、いまいち実感がわきづらかったのですが、それに真剣に向き合ってみると、大変な問題なんだなあと実感したわけです。
加えて、老齢人口比率も他の国の追随の余地のないくらい日本が図抜けて高い!本当に近い将来の社会保障制度が心配になりました。
ほかには、最近のガソリンや債務超過の問題も気になりましたね。ガソリンの高騰について、日常ではつい文句のひとつも出てきてしまうところですが、日本は他国に比べると、それでも税負担額が低く抑えられている(他の国民はもっとヒーヒー言っている状態)こと、さらに国債による日本の債務超過は、国民一人当たりの税負担額の小ささの裏返しであること、など文句ばかり言っていられないなぁなどと思ったり。
と、こんな話を延々として帰ってきたわけですが、人間は意識しないと自分の都合で物を考えがちになってしまうことを改めて感じるとともに、現場で動いている人間が感じるものは、他の立場の人間に対し、予想以上に大きな声となって届き、影響を与えるものだと思いました。
受験生にとっては(もちろん他の学年のお子様にとっても)非常に大切な夏です。それを迎える前に、もう一度自分なりにお子様の現状を見つめなおし、こっちの都合の押し付けになっていないか、自分のことばがどんなふうに届くのかを考え、いい夏だったといえる場を提供していきたいと思う今日この頃です。 む