2025年駒場東邦中 算数|読解力で差がつく入試問題

(4)正しく動く時計Aと、正しい時刻から一定の割合で遅れていく時計Bがあります。図1のように0時ちょうどに時計Bを時計Aに合わせたところ、1時間後の1時ちょうどに時計Bは、図2のように時計の中心と「12」の文字を結ぶ直線と、短針、長針それぞれのつくる角度が等しくなりました。このあと1時から2時までの間に、時計Bの短針と長針がちょうど重なるとき、時計Aの短針と長針のつくる角度は何度ですか。0以上180以下の値で答えなさい。

2025年 駒場東邦中

この問題で問われたのは、「複数の主語を正しく整理する読解力」 です。
実際に正解できなかった生徒の多くがつまずいたのは、

  • 「1時間後の1時ちょうどにBは〜」
  • 「時計Bの短針と長針が重なるとき時計Aの〜」

という2つの文の主語を混同してしまったことでした。
どちらも「時計」が登場するため、AとBの情報がごちゃごちゃになってしまうのです。

解法のポイント

  • 主語ごとに 箇条書きに整理 する
  • 「誰が?」「何が?」を逐一確認する
  • 図や表に書き分けて混乱を防ぐ

算数の問題であっても、読解力=「正確に文を整理して読む力」が得点を大きく左右することがわかります。


今回の問題は、特に 「全部読む」という基本の中でも、主語の“何が?誰が?”を確認する手順 が必要とされました。


(1) 全部読まない:飛ばし読みだけでなく、主語、係り受けを読み飛ばす
(2) 条件を忘れる:与えられた指示や前提情報を忘れてしまい、作業でミスをする
(3) 言い換えられない:同じ意味の日本語に変換できずに、違う言い方をされていることに気づけない。違う言い方をできない
(4) 想像できない:文字で表されている物語を映像的にイメージできない
(5) 数式化・図式化できない:文字で与えられた情報を算数語である式や図に変換できない


駒場東邦の算数は「計算力」だけでは差がつかず、文章を正確に読んで整理できるかどうか がカギになりました。
「全部読む」「主語を整理する」など、一見当たり前のことを徹底できるかどうかが合否を分けるポイント。
ロジムでは、このような読解のスキルを算数・国語・理科・社会すべての学びの中で育てています。

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