
問2 下線Bについて、給食費の無償化によってすべての児童・生徒に対して一律に同じ給食を提供するなど、本人や保護者の経済状況にかかわらず一律にサービスをあたえるべきであるとする考え方を、「普通主義」といいます。次のa・bの文でしめした制度が、「普通主義」にあてはまるかどうかを考え、その解答として正しいものを、下のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
a 18歳までの子どもがいる家庭は児童手当を受給することができます。
b 健康で文化的な最低限度の生活の保障のため生活保護費の支給がおこなわれています。
ア a・bともにあてはまる。
イ aのみあてはまる。
ウ bのみあてはまる。
エ a・bともにあてはまらない。
知識がなくても解ける社会の問題
2025年 市川中学校・社会
中学入試の社会というと、「用語をどれだけ覚えているか」「事前知識がどれくらいあるか」が問われる教科だと思われがちです。しかし、市川中学校の2025年入試問題には、知識ではなく読解力そのものを測る問題が含まれていました。
【問題の背景】
この問題では、「普遍主義」という、多くの小学生にとって初めて目にするであろう言葉が主題になっています。一見すると、専門的な用語を知らなければ解けない問題に見えるかもしれません。
しかし実際には、この「普遍主義」という言葉の意味は、問題文中で丁寧に日本語で説明されています。
社会の事前知識がなくても、文章を正確に読みさえすれば、答えにたどり着ける構成です。
【読解のポイント】
この問題で問われているのは、「用語を知っているかどうか」ではありません。
知らない言葉に出会ったときに、文章の中の説明から意味を推測し、理解しようとする姿勢があるかという点です。
中学受験では、
- 知らない言葉が出てきた瞬間に読むのを止めてしまう
- 「あとで解説で覚えればいい」と考えてしまう
といった受験生が少なくありません。しかし、この市川中学校の問題は、そうした姿勢をはっきりとふるいにかけています。
文章の前後には、その言葉を理解するためのヒントが十分に与えられています。
それを一文一文丁寧に読み取り、「この言葉は、つまりどういう意味なのか」と考えながら読み進めることができれば、知識に頼らずとも正解できる問題です。
「知らない=解けない」ではない
この問題は、社会という教科を使いながら、
- 与えられた説明を根拠に考える力
- 書かれている情報だけで判断する力
を試しています。言い換えれば、読解力「のみ」が問われている問題だと言えるでしょう。
ロジムでは、こうした「文章で与えられたヒント」を正確に読み取る力を重視し、
「ロジカルシンキング」「ロジカル読解力」に特化した授業を行っています。
知らない言葉が出てきても、「覚えていないから無理」で終わらせず、
文章を根拠に意味をつかみ取る力を、算数・理科・社会すべての教科で鍛えています。
中学受験でやりがちな読解力の落とし穴:5つのパターン
(1)全部読まない:飛ばし読みだけでなく、主語、係り受けを読み飛ばす
(2)条件を忘れる:与えられた指示や前提情報を忘れてしまい、作業でミスをする
(3)言い換えられない:同じ意味の日本語に変換できずに、違う言い方をされていることに気づけない。違う言い方をできない。
(4)想像できない:文字で表されている物語を映像的にイメージできない。
(5)数式化・図式化できない:文字で与えられた情報を算数語である式や図に変換できない



