
(3)4つのチームA、B、C、Dが総当たり戦を行い、勝ったチームには3点、引き分けたチームには1点ずつ入り、負けたチームには点は入りません。
2023年 早稲田中
【読解のポイント】
問題文の情報を正確に「数式化」して読解する力が問われました。
特に重要なのは、算数で頻出する「試合」というキーワードです。
試合は「1試合、2試合」と数えますが、必ず「相手」がいるため、勝敗や引き分けの点数が両チームにどう分配されるかを正確に読解する必要があります。
- 勝ち:勝ったチームに3点、負けは0点
- 引き分け:両チームに1点ずつ(=合計2点)
よくある誤解
生徒がやりがちなのは:
「引き分け=1点」とだけ読んで、1試合の合計が1点しか増えないと誤解してしまうことです。
正しくは「両チームに1点ずつ」なので、引き分け1試合で合計2点が加算されます。
この「相手がいる」ことを見落とすと、大きな計算ミスにつながります。
さらに、この場面では 「引き分けは1点もらえる → 引き分けの場合は全体では2点増える」 という数式化の過程でつまずく生徒が多いです。
つまり、「試合」というキーワードから “必ず相手がいて、全体の得点がどう動くか” を読解できるかどうかが、本問の最大のポイントになります。
中学受験でやりがちな読解力の落とし穴:5つのパターン
(1)全部読まない:飛ばし読みだけでなく、主語、係り受けを読み飛ばす
(2)条件を忘れる:与えられた指示や前提情報を忘れてしまい、作業でミスをする
(3)言い換えられない:同じ意味の日本語に変換できずに、違う言い方をされていることに気づけない。違う言い方をできない。
(4)想像できない:文字で表されている物語を映像的にイメージできない。
(5)数式化・図式化できない:文字で与えられた情報を算数語である式や図に変換できない
まとめ
この問題のポイントは、 文章を数式化・図式化する際に「相手チームの存在」を忘れないこと です。
ただ式を書くだけでなく、「試合=必ず2チームで1つ」というイメージを持って読解できるかどうかが、得点を左右しました。



