授業の冒頭はステンレスボトル(保温ビン)の構造からスタート。
①フタはプラスチック製でできている。
②外びんと内びんの間は真空でできている。
③内びんの内側の面は鏡面仕上げになっている。
この工夫によりステンレスボトルの中のものは温度が変わりにくい。
さあ、なんでこの工夫で温度が変化しにくいんだろう。
これからの授業内容を理解すれば、その謎が暴かれる!
子供たちは、謎を暴くために伝導・対流・放射という3つの熱の伝わりかたの特徴を理解しようと真剣。
授業が進む中で、『あ、この特徴で熱が逃げないのかも』と気づく子供も。
習った知識が身近なものに結び付く瞬間。
授業は冒頭に学びたくなる気持ちを大きく出来るかどうかが全てです。
「今週は〜を学びます。入試に出るので大事です」などという導入では子どもたちの頭は回転しません。
普段の授業からこんな瞬間を増やしていく中川先生の理科でした。