自分で実験を設計する(6年生理科)

「本当に浮力の公式って成り立ってるの?」そんな声から始まった授業は、「どうすれば確認出来るのか?」を考えることになりました。

公式は確認出来るまであくまで仮説です。歴史上、それが実験で覆ったということは何度もありました。

生徒一人一人がいろいろな「実験計画」を考えます。

「もし公式が正しいならこうなるはず」

思考実験を繰り返し、かなりオリジナリティあふれる実験を考え出す生徒も。

みんなの前でプレゼンをして、採用された実験を実際に行ってみました。

やはり、公式通りのきれいな数字は出てきません。

途中で、むりやり誤差をごまかそうとする生徒も(笑)

中川先生の「こうやって都合のよい仮説にむりやり実験を合わせようとすると、データ改ざんになるんだよ。」と世間を騒がせたテーマについてもお話がありました。

「誤差の扱い」は実験にとって重要なテーマ。生徒からは、「平均をとる」や「規模を大きくしてみる」など色々な考えが出てきました。

実験は教科書に載っているものに実際に触れてみるという鑑賞会にしてはもったいものです。「どのような実験をすればよいか?」を考えることは、研究の最前線ではもっとも重要な課題でもあります。ロジムの理科では、「すでにわかりきっている結果を学ぶ」だけでなく、「みずから考えて調べる」ためのスキルも身につきます。