授業メモ 4年社会 week2

授業メモ 4年社会 week2
(野村担当は2月16日水曜@代々木)
理科と交互の4年理科社会。今週は社会です。

「水の循環」と「ごみ」について。
一般常識的なところが多く、特に盛り上がらない回です。
興味がなければ単なる苦痛な暗記回になってしまいます。
添削プリントに関しては、興味をもって調べないと書き進められない設計になっていますので、復習は添削プリント中心でよいと思います。ご家庭の人に聞くなり、講師に聞くなり、調べるなり、何を活用してもよいです。

授業で生徒に伝えましたが、社会の学習をする時には「お金」への感覚が絶対必要となります。なぜ、標高の高い所で農業を行うのか、なぜペットボトルのリサイクルがすすまないのか、なぜ下水処理場は市町村が運営するのか、そもそも株式会社とはなんなのか、まで。
どうも学校やご家庭で「小学生はお金の話は考えなくてよい」「お金のためと考えるのはきたない」と教わっている生徒が多いようで、これはとんでもない話です。経済への意識なしに、社会科を学習することの時間の無駄と言ったら。
「なぜペットボトルのリサイクルがなかなか進まないか」
「なぜペットボトルをつくるときに、リサイクルでつくらないのか」
(ペットボトル⇒ペットボトル以外の製品へのリサイクル は随分進んできています)
生徒の数人は「みんなの意識が低いから」という答え。
大人でもいますね。こういうこと言う人。
間違ってはいないかも知れませんが、端的に言えば「ペットボトルのリサイクルにはお金がかかるから」です。ゼロから作ったほうが安いという現状があります。

多くの小学生は、道徳が行動を規定する世界にいます。
しかし現実の社会では経済が多くの行動を規定します。
この現実に小学生の意識を向けるのは決して汚いことではなく、むしろ必要なことだと考えています。15年後にこの現実の世界で生きるのは教師や保護者でなく生徒本人だからです。ロジムの社会科を受講をしている方(生徒も保護者も)からは、この点で合意を得られているという前提で授業は進みます。

宿題:添削プリント(今回は全問取り組んでみて下さい)
宿題:新演習「ごみ」の章の練習問題のやり残した部分 (答え合わせは各自で)