やるべきことを徹底できる力

自分の(子供の)力を伸ばせるだけ伸ばしたい。ほとんどの方が「そりゃそうだ。」と同意されることと思います。でも、端から見ると全く無駄に時間と労力を消費している人って少なくないなと感じています。なぜそんな無駄なことを?と思える行動の要因はだいたい大きく2つ。見栄と不安。

(1)現状とかなり乖離している問題にばかり取り組んでいる。
(2)現状の改善事例でなく、現状でもなんとかなったという都市伝説に詳しい。
(3)現状を肯定するために、他者の粗に詳しい。そしてよく話す。
(4)同じ属性(学力とは無関係)の成功者の情報にやけに詳しい。

こういった見栄っ張りで不安な人が飛びつきやすい情報は、たいてい受験を終えて、合格を獲得した同じような人が流通させています。

時間の無駄としか思えないのですが、情報収集に莫大な時間をかけ、思考の多くを割いている方も少なくないと思います。しかもこういった人たちは群れるのでさらに情報交換会に時間を使います。

そういう大人につける薬はないので、放っておきましょう。最近気になるのは、子供の中にそのような行動が見られるようになってきたということです。多くは保護者の影響だったりするのですが、学校内の友人の影響というのも見逃せない要素のようです。
「伸ばす」ことの出来る保護者の方は絶対に上記のような行動に逃避しません。「伸びる」生徒もそのような行動はとりません。(原因と結果が逆なのでしょう)
常日頃から、保護者の方が「自分のやるべきことに向き合うことの大切さと尊さ」を伝えつづけてください。子供の世界は残酷で容赦ないですから、このような思考にすぐに引きずられてしまうのです。

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