小学生に教えたい現実 ウサギは居眠りしません

ウサギと亀が徒競走をして、休まずコツコツ走り続ける亀が、前半ぶっちぎりながらも途中で居眠りしてしまうウサギを横目に見事抜き去り、最後は亀が勝利するという有名な寓話「うさぎと亀」。ご存知の方も多いかと思います。

明治時代の教科書には「油断大敵」というタイトルで登場したり、今でも「コツコツ頑張ることが大事」ということを伝える話として読み聞かせられているようです。

うさぎとかめ

教訓としては良い話ですが、現実世界ではこうはなっていません。そろそろそれをちゃんと小学生にも教えるべきかと思います。

現実世界では、ウサギは居眠りしません。圧倒的な才能と、血の滲む努力で、ぶっちぎりで勝利します。大人の世界でももちろんそうですし、小学生の世界でこそ、それがまさにザッツ・リアル、the 現実です。

教育に携わる人間として敢えて言いたいのですが、人は皆平等ではありません。生まれ持った才能や家庭環境の違いがあり、さらに、そういう人ほど努力を惜しまなかったりします。

では、亀さんは現実世界ではどうやっても勝つことはできないのでしょうか。かなり難しいですが、人一倍、いや、10倍、20倍、努力することで可能性が生まれるというものです。

何が言いたいかというと、もし競争で勝ちたいならば、コツコツやるのも大事かもしれませんが、それ以上に、先を走っている人間も休まず走っていることを忘れずに、人の10倍、20倍、努力するしかないっていうことです。

現実世界では、どんなに期待して待っていても、コツコツ人並みに努力を続けても、ウサギは居眠りしてくれません。

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