ポジティブな勘違い

最近ランニングをしています。週に40キロくらい走っています。
「ちょっと走ってこよう」と家をでて10キロくらい走るのですが、以前でしたら10キロなんて走った日には、しばらく「いやーマラソンにはまっててさあ」と周囲に言いふらし、1ヶ月くらいはランナーの気分になっていました。
が、いつのまにか10キロは「ちょっと走ってくる距離」になり、20キロは週1で走る距離になりました。
なんでこうなったかというと、「慣れたから」というのは正解のようで実は何も言い得ていません。
今自分の周囲には、ランニングを通り越して、ほぼ遠くの世界にいってしまったと言っても過言ではない苅野塾長もいます。私からしたら凄まじい距離を日々走っています。彼の数年前のお腹を知っている人は、現在の彼がどのくらいたくさん走っているか想像できると思います。
他にも流行りのSNSサイトでは、多くの知人がGPS時計の走行履歴をアップロードしています。
要は、周囲にすごくちゃんと走る人が増えて、なんとなくそれが普通なのかなという錯覚に陥っている部分があるのです。
先週もおんなじようなことを書きましたが、これもやはり勉強に通じます。(もちろん勉強以外にも)
7の力しかなかった自分が10の力を発揮したとき、たしかに満足でしょうし、成長です。が、その周囲で20、30の力を発揮している人がゴロゴロいれば、いつのまにか自分も15をめざし、20を目標にすることがあたりまえになってくるものです。
そして何より周囲に20や30のパフォーマンスを出す人がいることをラッキーだと思うべきです。
自分より圧倒的な優れた人の集団になんとか飛び込みましょう。当初は苦しくても、うまく「ポジティブな錯覚」に陥り、その環境に慣れます。そして気づいたら一段階高みにいます。
自分がいろいろな分野で心がけてきた能力伸長の方法です。