こだわり~授業内容

こんばんは。先週から、引き続き、こだわりについてのお話です。
おつきあいください。

授業の内容編です。いろいろこだわりはあるので、とても細かく全部書ききれ無いですが、
大きく分けて2つ。

①正答よりも論理展開に注目させる
②与える情報は絞る(1つ1つの授業での目的を明確に持つ、通有性)

①についてはいわずもがなかもしれないが、ともすれば一方通行に正解を教えるだけなりかねないのが授業。特に小さな子の学習というのは、自分で考えたことしか身につかないものである以上、
必要以上に生徒を、いわゆる正答に導く誘導を控えている。

むしろ思考の順序、方法のみを与え、あとは生徒がそれにしたがっていかに論理的な
説明をできるか、そしてそれから生じる生徒同士の議論を重視している。
正答よりも、「論理展開」に齟齬がないことが大切である。それができていれば、
あとは知識として足りない点のみ指摘するだけでよいと思っている。
そういった問題を厚く扱い、その他の問題はさらっと流してもよいという心構えを常に持っている。

②については毎回の授業において、これだけは伝えるという基準を明確にもって臨んでいる。
そしてそれは、次回以降の授業でも使える、応用できる思考法でなければならない、という点を
強く意識している。

国語という科目の特性かもしれないが、思考法はできるだけ少ないほうがよい。
どの問題にも共通して応用できるという「通有性」を、生徒にいかにしみこませることができたかが
自己評価の指標である。

この2つを軸に常に各授業前に、授業全体のイメージをもって臨んでいます。もちろん毎回思い通りに
行くわけではないですが、その都度生徒レベルを見越した最善のイメージがなければ、反省と改善は
生まれてきません。

こういった授業前後や授業中のこだわりについては次回に。
                                                   む