当たり前のことは当たり前に。芝田山親方先生

夢の課外授業

芝田山親方

 10月2日、神奈川の依知小学校に芝田山親方を迎えての夢の課外授業を行った。
 全生徒400名が集まる中、芝田山親方と弟子の力士3人が登場、その大きな体に生徒は大興奮だった。皆で股割りや四股を踏んだり、相撲ならではの準備体操を終えると実際に生徒と相撲を取り組んだ。大きな体に向かっていくもビクともしない様子に戸惑ったり、体を持ち上げられたりその迫力に驚いていた。5人で向かう生徒に残り1人になると周りから大きく歓声が上がり、押し出しが決まると生徒は大いに盛り上がった。高学年は実際にまわしをつけて気合い十分。5人で足を掴んで一気に押し出す等、頭脳戦も見せる生徒もいた。
 「なぜお相撲さんになろうとしたのですか」という生徒からの質問に弟子の一人の『浜田山尊志』は「僕が小学生のときに実際に今日と同じように夢の課外授業で親方が来校された。そのときに親方に「親方みたいになりたい!」と手紙を渡しました。それがきっかけで弟子にさせてもらいました」と自分のエピソードを語ると拍手が起こった。
 最後に芝田山親方先生は「『おはよう』とか『ありがとう』とか当たり前のことなのにできない人もいる。当たり前のことを当たり前にできるように。それを守るとこが夢に近づく1歩になる。皆さん、夢を持って頑張って!」と総評した。