「たまごがふわふわだね」
「ハカセ、まんなかにある黄身は烏骨鶏のものですが、
どんな鳥なんですか?」
本郷ハカセは、iPad2をとりだしました。
「おおぉ、白いですね!」
「検索してみよう……
なんと!
皮膚、内臓、骨まで黒色なんだって……それで『烏』(カラス)なんだ。
羽毛は白と黒がある……白くまくんと黒くまくんみたいだね。
中国では霊鳥とされていて、
不老不死の食材となった歴史があると。
白くまくん、聞いてる?」
「ふぁっ……ふぁい」
本郷ハカセの説明をよそに
どんぶりをかきこむ白くまくん。
「で、これからどうしますか?」
「きょうの本命、たいやきだよ」
「そうでした……」
このつづきは、次回……。