まだ手遅れではないみんなへ

先日は成人の日でしたね。毎年恒例ではありますが、新聞各紙、テレビニュース、ネットメディアが今年成人を迎える人々へ様々な叱咤や激励、未来予測や現状分析を投げかけていました。
今年はとりわけ「大変な時代になりつつあるこの時代の若者へ」といったものが目につきました。就職難のニュースと一緒に。
多くの識者が「今の政治や社会が悪い!若者にチャレンジする環境をもっと用意しなくてはいけない!」と言っていますが、なにか違和感が。
そして頭に思い浮かんだのは、ケネディ大統領の就任演説の
「Ask not what your country can do for you — ask what you can do for your country.」 という有名な1行。
「祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」
(http://goo.gl/zq4Nz 引用:全文・和訳)
もちろん時代も場所も違うので、単純にケネディ大統領の演説引用からというわけではありませんが、ロジム生には「国が、政治が、会社が、学校が、」と言う前に自分が何をしたいのか、そして何ができるのか、問い続けそして発信できる大人になってほしいなと思います。

正直言ってしまえば、今年20歳になる多くの人、手遅れです。もちろんそれより年齢が上の我々も。
生活する国を含めて自分が属する社会を自由に選べる人はほんの少数です。手遅れなのです。
でも、いまロジムに来ている生徒たちは手遅れではありません。
是非、国や会社や学校やそして社会に多くを求めてください。そして、それが叶わないときはいつでも捨てられる強さを身につけて下さい。
まだ手遅れではないみんなへ、でした。 野村
最後に引用、ロジムパンフレットにある苅野塾長からのメッセージです。

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学力というのは、教室で先生から受け取るだけのものではありません。
授業の何倍もの時間をかける自習の中で大きく育まれるものです。
ですから、皆さんには自立して学ぶための正しい「姿勢」を身に付けてもらいたいと考えています。類推し、比較し、試し、反省するといった基本姿勢を身につけることは、より質の高い学習者になることへと繋がるからです。
ロジムでは全員が「ロジカルシンキング」という講座を受講します。これは、体系立てられた思考の基本技術を身に付けることで、論理的に、粘り強く考える力を養うことを目指したもので、あらゆる科目の基礎となり皆さんの到達点を高めてくれる大きな武器になるはずです。
人は壁にぶつかったときこそが大きな成長の機会です。その機会を逃さずに、正面からぶつかり自力で試行錯誤しながら進んでいく。何歳になっても、どのような状況に対峙しても、色褪せることなく自らを支えてくれる、そのような「強く学ぶ力」をロジムで身につけて下さい。
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