ロジム小説部をつくろう ~12歳の文学賞授賞式に行ってきました~

こんにちは、野村です。
先日の広告ワークショップに取材にいらっしゃった小学館の方からご招待いただき、「12歳の文学賞」授賞式に行ってきました。

12歳の文学賞
http://family.shogakukan.co.jp/special/12saibungaku/index.html
今年で第4回目ですね。第1回の時にはロジムに来ていた生徒も入選していましたね。
応募総数は2387作品とのこと。書籍化されたり毎年ニュース等で盛り上がっているのでもっと多いかと思いきや、2000ちょっとなんですね・・・。まだまだ埋れた才能がいっぱいいそうですね。是非是非日本一の小学生文学のコンクルールにして欲しいです。(読売新聞の小中学生作文コンクールが小中あわせて3万ちょいですね。)是非学校等も巻き込んで、10万人応募!規模くらいに。みんな書こう。

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さてさて、今回の優秀作品が収められた書籍をいただいたので早速読んでみました。
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あらすじ紹介の時点で面白そうなオーラばんばんですが、確かにレベルが高い。うなっちゃいます。教室で見るような「作文」のレベルは優に超えていますね。
各受賞作品は情景描写がとてもうまく、また、OLの心情や、異性の心情の表現の豊富さに驚かされました。あとは、みんな相当本を読んでいるんだなと伝わってきました。そして、本が好きなんだなあと。

審査員の石田衣良さんのコメントが印象的でした。
「みなさん、1を小説を書く時間にあてるなら100を小説を読む時間にあててください。さらにそれよりもっと多くの時間を使って遊んで下さい。」
そうなんですよね、小説をつくるってこれまで何を感じてきたか、何を考えてきたか、どうやって生きてきたかをぎゅっと詰め込む壮大な作業ですよね。

第5回、チームロジムからも応募しましょう!2010年9月30日が第5回の締め切りです。
希望者で週1or隔週くらいで、勉強会しませんか?
過去の受賞作品を一緒に読み込んで、どんなところがいいかをディスカッションしつつ、自分のアイデアスケッチ等を披露しあう等々。
「やってみようかな。おもしろそうだな。私小説読むの好きだし。」という生徒は声かけてください。プロジェクトチームをつくりましょう。(あ、でもやるからには超真剣にやるので「本好き」限定です。)

とはいえ添削したり、「こんな話はどう?」といったことははしませんよ。あくまで、アイデアを披露しあったり、過去の受賞作品を一緒に読んで研究しましょう。作品に取り掛かる前に、比喩の文章を書く練習等もできたら面白いですね。こういったことは大人の手を借りずにやることに価値がありますし、むしろ大人は余計なことをしない方がいいと思いますので。

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