こんにちは、竹村です。
さて、
「我輩の辞書に不可能の文字はない」
ナポレオンのあまりにもかっこいい言葉です。
格好良い人は格好良いことを言うものだなあ、と
感心していたのですが、数年前に耳にした話では、
ほんとうはこうは言っていないのだとか。
「不可能(という言葉はあまり)フランス語的ではない。」
というのが本当のセリフだそうです。
あまりにふつうですね…。
こういった話はどうもまだまだ山ほどあるようで、
(「健全な肉体は健全な精神に宿る」
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの」等)
今度は正しく伝わらないものの多さに感心してしまいます。
ところで、こんな壮大な例でなくとも、
「でも先生さっき○○って言ってたじゃない?」
「え、全然言ってないよ!?○○じゃなくて××って言ったんだよ!」
あるいは逆に
「んーつまり××くんは○○ってことが言いたいの?」
「そうじゃなくて!!」
といった会話は授業中よくあります。
残念なことに、きちんとコミュニケーションできているつもりでも
「誤解している可能性」「誤解されている可能性」は常にあります。
それを忘れてほうっておくと、後からとんだしっぺ返しを食らうことになります。
上記のように授業中に誤解が明らかになるのはむしろラッキーなことです。
確かにクールに次々と課題を進めていくことが
できればかっこいいかも知れません。もしかしたらすごい簡単なこと
かもしれないことをわざわざ質問するのははずかしいかも知れません。
でも、まとめて終わらせた課題をもっていって次々と×を付けられたら
かっこわるいですし、あやふやな理解で問題を解こうとしても効果
半減です。
せっかく授業に来ているのですから、その場でどんどん質問しましょう。
ありきたりな言葉ですが、教室は間違えるところです。
もしも間違えるなら、教室の中で間違えておくのが一番です。