満遍なくより没頭を選びたい

こんばんは。野村です。
11月も後2日。2009年もあと33日。
光陰矢の如しすぎてまいります。
となると2月1日までは64日でしょうか。6年生。

全然話は変わりますが、
高校時代の友人にナカジマ君という人がいるのですが、彼はスポーツ万能で会話も既知に富み、いつもみんなと一緒に遊んでいるのに勉強も常にできる男でした。授業中は多くの時間、机の2脚でバランスをとりながら熟睡するという不思議な高校生でした。
ある日、いつものように授業中机を傾けて器用に熟睡していると、見かねた数学教師に起こされ、指名されます。
「お前なめてんのか。これ黒板でといてみろ。」と。しかし、ほとんど寝ぼけ眼でスラスラっとといて席にもどり、また机で(不可抗力的に)眠ってしまうというちょっとイカす(死語)男でした。数学教師のグウの音もでないというような表情は忘れがたいです。

多くの人から「天才」と片付けられていた彼ですが、他の人と決定的に違う点が1つありました。集中力がケタはずれでした。何かを始めると誰も止められず、マンガを読んでいる彼に話しかけてもまったく気づきません。ある意味社会不適応者になるんではないかというほど、集中すると他の事に何も目もくれませんでした。彼は今では国土交通省で何やら難しい仕事をしています。国費留学なんてものもしています。

大学、社会人と付き合いを続けながら彼を通して思ったのは、集中力っておそらくこの世の「~~力」の中でも最も大事な力なのではないでしょうか。
この集中力。どうやって身に付けるのかというとそれが分かれば苦労はないのかなと。とりあえず努力にレバレッジをかけるには集中力を高めることが最も効果的だと気づくことからではないでしょうか。

というわけで6年生。残りわずかの時間ですが、いまさらいい勉強法とか効率とか言ってる場合ではないので集中することに集中してみましょう。集中する力を身につけるのは難しいですが、集中する環境を作る工夫は誰でもできるはずです。

「集中力が大事」という文言は塾講師が言う言葉としてはこれほど陳腐でありきたりなものはないのですが、敢えて書いてみました。

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