くらべるシンキング 18

トチの実についてはつぎのように書かれていました。
「スベスベした、丸い黒褐色に輝くトチの実」
そうです、隕石のことを暗示しているのですね……
暗示というのは、物事を明確には示さず、手がかりを与えてそれとなく知らせることをいいます。国語ではよく傍線をひかれるところですね。
そして隕石ではなかったトチの実が本物の隕石にかわる……
まさに嘘から出た真でしょうか。
登場人物も、女の子→乙女→死んだばあさんと変化しています。
ああ、人生を表しているのかなとも思え、
人生、嘘から出た真なのかもしれないなとも考えました。
人生の暗示に気づける気持ちの余裕を持ちたいものです。