今週から、速さを扱っていきたいと思います。以前、速さの平均を扱いましたが、こ
れと同じく「はじき表」(はやさ、じかん、きょりの頭文字)を使います。
問題
家からおばあさんの家に、時速50kmでいくと48分かかります。おばあさんの家より8km
近い、おじさんの家に30分で行くためには時速何kmで走らなければいけませんか。
速さの基本的な問題ですが、速さを習いたての子どもたちには結構苦戦する問題です。
この問題で手が止まる子は、どの数をどう扱えばよいのかで迷います。
表に整理すると以下のようになります。
この表にまとめられれば、まずはどこの計算ができるかわかりますね。表より、おばあ
さんの家までの距離は、50×4/5=40kmとなります。また、おじさんの家までの距離も
わかります。
あとは、おじさんの家までの速さをだすだけです。32÷1/2=64で、時速64kmとなりま
す。特に習いたてのときは、数が多く扱われると何から計算してよいかわからなくな
ります。表にしてみることで何から計算するかがはっきりしました。慣れてくれば、こ
れくらいの問題は頭の中で処理できると思いますが、習いたての段階では便利な道具に
なります。
また、この表が今後の問題で役に立つ瞬間がきますので今後を楽しみにしておいてくだ
さい。