白くまくんは中庭に出て
黒くまくんに電話してみました。
「やあ黒くまくん。どうしてスピード音読をやるの？」
《人間は文章を読むときに
今読んでいるところの先を無意識のうちに目で追っているんだよ》
「そうなんだ」
《この作業によって文章をスムーズかつスピーディに読み進めて
いくことができるんだよ。……アイ・スパンっていうんだ》
「アイスパン？ おいしそうだね」
《アイスじゃないよ。アイは目、スパンは射程だね》
「おおっ
はやく音読すると、どうしてアイ・スパンにいいの？」
このつづきは、次回……。