学ぶ内容と学ぶ場所

「実は、かなりの人数の人にとって「学ぶ内容」よりも「学ぶ場所」が大切であるようだ。」
と最近思うようになっています。

「出来ないことを出来るようになる」「知りたいことを知る」ためでなく、
自分の社会的な位置を確認したいために学ぶ、正確には学ぶ場所に行くという人たちのことです。

彼らにとって、学ぶ内容の意味や価値、自分の学力が伸びているのか、
ということよりも学んでいる場所、彼らにとって自分の属する集団の社会的な評価こそが大切であるようです。

ですから、実力を伸ばすのに適した集団かどうかという観点は存在せず、社会的な評価のある集団の一員であり続けるにはどうしたら良いかという観点のみが存在します。

社会的な評価のある集団は、多くの場合その評価の源になっている2割とそうでない8割に分かれますが、あの手この手でその8割をめざし、集団に入った後にはその8割であることを忘れ、喜びと満足感を見いだせる人々。実は多いのですね。

その喜びと満足感と引き替えにいろいろ支払っているのだろうけど、それは気にしないようですな。

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