学びて時にこれを習う また楽しからずや

こんばんは。またまた、論語から始まってしまいましたが、何でしょう?別に筆者が論語大好きというわけではないのに、なぜかピンとくることばが多いのも事実ですね。

論語に限らす、中国の格言は故事成語も含めて、なぜか親近感がわくものが多いのは、日本が中国の思想を多分に受けてきた歴史があるからかな、などと思ってしまいます。

横文字の格言はいまいち、ピンとこないんですよね。

というわけで、タイトルは今回の5年生のテストを受けての筆者の所感でございます。「何かを学んだあと、時々そのことについて考えてみる、何と楽しいことではないか!!」という意味です。付け加えれば、「学びて一切これを放置す、また苦しからずや」というところでしょうか。

学問を楽しいと思う瞬間の1つが、自分がわかるようになっている実感です。そしてその一番の近道は復習なのでしょう。一度見たことあるのに…という思いは結構辛いものですが、皆さんその落とし穴にはまってしまいがちですね。

実は人間の記憶のメカニズム上、記憶の薄れ具合は、日がたつにつれて、2次曲線的に大きくなっていきます。1日目に100のうち10忘れるとしたら、2日目は40忘れて、3日目には印象に残ったもの以外すべて吐き出してしまうということです。あらら、大変ですね?

それを防ぐには2回目の学習をいかに、早く取り組むか、詳しいデータは忘れましたが、1日以内の反復学習で、1週間で記憶の保持率が50%くらいになるそうですよ。暗記が苦手な皆さんは是非、お試しあれ、です。

それと大事なことをもうひとつ。復習はノートや教科書を調べることではないですよ。ともすれば、ノートを見てわかった気になってしまいますが、大間違いですね。むしろ、ノートを見ずに、何の勉強したかなと思い返すことです。

寝る前に、算数なら出てきた例題の解き方やポイントを頭の中でなぞってみるとか、社会や理科だったら、予習シリーズの内容をどういう順番で話したかなと思い出してみるとか(気になったら調べちゃいますね、それもいいかと思いますよ。)、国語なら新しく知ったことばや、自分のテストの間違えた字を思い出してみるとか、たった10分、これもお試しあれ。                         
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