ロジカルライティング初授業が各学年で行われました!

中高生向けの『ロジカルライティング』の授業が始まりました。
レベル1-3の3レベルに分かれて行っていきます。

・評論文/資料/グラフの読み取り
・設問意図の読み取り
・設問に沿って、論述の設計図を描く
・discourse markerをうまく用いて論述する

上記のような目線と視点から、さまざまな事象について
定まった答えのない問題への自分なりの意見を思考・表現していきます。
今後見通される将来の科目横断型の大学受験・海外の大学のエッセイや論述、さらには、社会に出て働く際に必要とされるさまざまな問題分析やプレゼンテーションの場面に生きる力を養成していきます。

今回の初回のテーマは「典型的な誤解答(回答)を分析・修正する」というテーマで学習しました。

設問に与えられた条件を分析せずに書きだした回答は、いつの間にか設問意図とずれているものが多いという点をみなさん理解できましたね。

「AだからBよってC」という構造の具体例をいったん上位概念まで抽象化したうえで、自らの体験を踏まえて意見を述べるという観点をしっかり確認しておきましょう。

とても好印象なのは、みなさんがオリジナルの意見をきちんと引っ張りだそうとしてくれたところです。中には、視点がずれてしまったものもありますが、それに対し、真摯に受け止め理解しようとする姿が印象的でした。

そういった試行錯誤を繰り返す、何よりも自分でイメージを作り、思考・検証していくという過程が深い思考力を養っていきます。今後もこの授業の展開とみなさんの活発な意見交換を楽しみにしています!

余談ですが、レベル3のパイロット問題(パイロットが乗客から「信任」を受けているといえるか、「パイロット」が乗客に対して「責任」を負っているといえるのか)では、今回のテーマからは外れて、さまざまは意見が出て、活発な議論が展開されました。こんな脇道のそれ方は大歓迎です!