今週は、出会いの旅人算を表にしていきます。
問題
家から病院までは780ｍはなれています。山田くんは病院から歩きはじめると同時に、
お母さんが家から歩きはじめました。山田くんの歩く速さは毎分60ｍ、お母さんの歩く
速さは毎分70ｍです。２人が出会ったのは家から何ｍのところですか。
出会いの旅人算で解くと、「２人の距離の差は、はじめ780ｍ。この差を１分あたり、
60＋70＝130ｍずつ縮めるので、この差が縮まるまでにかかる時間は、780÷130＝６分
となる。お母さんが６分歩いた位置なので、70×６＝420ｍとなる。」
このようになります。これを、表にすると下のようになります。
２人の歩いた時間（２人が出発してから出会うまで）が同じなので、歩いた距離の比が
速さの比と同じになります。
ここで、２人の歩いた距離の和が、△数字の13とわかります。この和は、それぞれの
速さで、出会うまでに歩いた距離の合計なので△数字13＝780ｍとなります。
△数字の７が、780÷13×７＝420ｍ（母が歩いた距離）となるので、家から２人が出会
うまでの距離は420ｍとなります。
この２回では、速さの旅人算（追い越し、出会い）を扱いました。
両方とも、全部の差を１あたりの差で縮めていくという内容です。表にしてとくことで
この差を縮めることを簡単にしました。しかしながら、この差を縮めるという感覚はと
ても重要です。両方使いこなせるようになることが必要ですね。