反復

よく、単純暗記は意味がない、という。

それはそのとおりかもしれないが、
暗記と反復を履きちがえてはいけない。

反復には、確かに意味があるのだ。

スポーツでも、芸術でも、基本の型をひたすら繰り返すことで
それが体に染みこむ。

勉強も同じであろう。何回も繰りかえし学習することで
それが自然と自分の思考のパターンを形成し、
それが根幹となって、応用の幅が出てくる。

つまるところ、応用とは思考のパターン化であって、
突拍子もないアイデアを生み出さなくてもよいのだ。

「何百万本も撃ってきたシュート」は目をつぶっても
ゴールのリングに入る。

同様に、何百万回も解いてきた問題には、
頭と体が自然と反応するものだろう。

                                      む