冬期講習 作文教室雑記2

作文指導を本格的に研究したいなあとメラメラきている野村です。
目指すところは「指導しない指導」です。

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本日は「私がすごいと思う人」がテーマです。
説明文に近い文章はフレームを教えることができるので比較的教えやすいという感覚です。
今日はロジカルシンキングでもよくでてくる「ナンバリング」のフレームを扱いました。
「****はいくつあります。1つ目は、**です。2つ目は***です。***・・・・」というあれですね。

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なんでもかんでもナンバリング文章にすると硬くてつまらない文章になりますが、説明的な文章を作るときは、とてもわかりやすい文章をつくるテクニックですので是非ともいろいろなところで使ってもらいたいものです。

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今講習では、「下書き」→「作文」という作業をいかに上手にやるかということに多く焦点をあてましたが、慣れないとどうしても下書きメモの文章を原稿用紙に丸写しになってしまいますね。これは勿体無いし、下書きの意味がないですね。下書きはあくまでも構成をつくるメモです。ここは箇条書きでシンプルにつくり、作文の際に表現を盛り込むという流れができるようになると23年生レベルは立派に卒業でしょうか。

下書き→作文の段階で、文章を膨らませるのが上手くなる練習を紹介します。
箇条書きとして浮かんだ文章をつなげて流れる文章をつくる唯一の練習です。
例えば、
①きのう、先生はケーキを買ってからロジムの教室に来た。
②せんじつ、門前仲町のおいしいケーキ屋さんが本にのっていた。
③ロジムの先生はあまいものが大好きだ。
①に②③の文章を入れ込んで一文にするという練習です。

「甘いものが大好きなロジムの先生は、先日おいしいケーキが売っていると本にのっていた門前仲町のケーキ屋さんでケーキをかってからロジムに来た。」(生徒作)
「きのう」が抜けましたけど、上手ですね。
この練習を積み、慣れた生徒は確実に作文がうまくなります。アイデアの断片をスムーズに紡ぐことができるようになるからです。

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さて、この①②③作文ですが、なぜか女子生徒のほうが男子生徒よりも出来がよく、かつ飲み込みが早いです。今回のクラスがたまたまか、それとも脳科学の領域で男女差があったりするのでしょうか。はて不思議です。だれか詳しい人教えてください。