本日T大の発表ですね

 こんばんは。本日はT大の発表でした。最近首都圏のさまざまな学校が改革に乗り出していますが、結果はどうだったのでしょうね。気になるところです。
 T大の入試問題は毎年目を通すのですが(今年はまだですね、いつも四~五月ですかね)、確かに年々易化傾向にはあるとはいっても、本質的な思考力を問うという点では変わっていない気がします。
 数学であれば、ゴールまでの道筋をしっかり考えた上で、一歩一歩確実に進んでいく、その際の最初の思考が大きくものをいう気がします。解答にたどり着く道は一本とは限らないので、どういう方針でどう進んでいくかを見定めて一気に進んでいくというイメージがあります。
 英語に関しても、ある言葉の持つイメージを元に意訳していく、全体の文脈の中から、指示語や関係詞の範囲・指し示す部分を考えながら読んでいき、それを自分の日本語に変換していくといういわば2段階の思考作業が必要になります。
 現代文は難解ですね。さらっと読んで…なんて考えていると、まったく意味がわからずに終わってしまいますね。じっくり自分の中で筆者のことばと「対決」しながら、今まで読んだものも含めて、自分の経験から相手の言わんとしていることを理解していく。これがさすがなところで傍線部はそういったキーになるセンテンスを自分の言葉で変換させる問題が多いのですね。
 社会科も余計な知識はあまり必要なく、事象同士のつながりをその原因からきちんと説明できるかが重要なポイントになってきます。あるいは事象相互間の共通点や相違点が結果に対してどのような影響を与えたか、という点を考察させたりもします。

 雑感としては以上のような感じでしょうか。なんとなくテストの問題を通して、出題者の意向・主張と議論を交わしながら、自分の主張をぶつけるというイメージの強い入試問題だなあという感想です。だからこそ、やっていて面白いし、きつい!終わった後はへとへとなりにしっかり考えた充実感が残りますね。

 皆さんも「相手と向き合って」「考える」「自分をぶつけてみる」ということの面白さを日々の学習で感じてほしいものです。ロジムの教材・課題はそういった意図で作られているのです。
                                    む

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