名トレーナー

自分が二人欲しいと、妄想することが良くあります。行動する自分と、行動を管理する自分。
行動の内容やバランスについて管理する、復習して改善する、目標を設定して
具体的な行動のレベルまで細分化しておく、といった作業を、実際に生活しながら
安定して行っていくことがときどきものすごく面倒くさくなってしまいます。
あるいはもっと単純に時間がとれないとか。
そんな風になると生活全体の生産性がどすんと落ちてなかなか這い出せなくなってしまいます。
もう一人自分がいて、こっちが生活に集中している間にいろいろ計画を立ててくれたら
どんなに楽だろう、と思います。

昔、ある方としゃべっていて
「そういえば、トップレベルのアスリートってトレーニングでも試合中でもものすごく
頭を使うと思うんですが、やはりすごく頭が良いんですかね?」と質問してみたこと
があります。そうしたら「いや、ああいう場合はたいていトレーナーがすごく優秀なんだよ」
とおっしゃっていました。

授業という短い時間の間しか関わることができないのですが、それでもその時間帯だけは
子どもたちが努力するだけでぐんぐん前に進んでいけるような名トレーナーに
なりたいなあ、と常々思っています。