数学者はキノコ狩りの夢を見る

苅野です。ある学年の新しい問題作りなどに気をとられて、なかなかブログに参加できていませんでした。ごめんなさい。
タイトルはNHKの特集番組です。生徒に見せてあげようと録画したのですが、コピーガードで私の自宅でしかみられませんので、概要と再放送のお知らせです。
内容は、1904年にフランス人アンリ・ポワンカレによって提出された三次元空間の性質に関する予想、通称ポワンカレ予想を巡る物語。世界中の数学者達の挑戦と失敗の歴史、そして2003年に証明したロシア人数学者ペレリマンの人生について。
よく「なんで算数・数学なんて勉強するの?」という声を耳にしますが、ゲームやサッカーに夢中になる人間がいるように、「面白いから」数学にのめり込み、人生をかける人々がいることがわかります。このような物語に触れると詳細は理解できなくても数学が何か面白いものに思えてきます。とてもよくできた番組なので、稚拙な説明はこれくらいに。以下、再放送の日程です。
チャンネル:BShi
放送日 :2007年10月10日(水)
放送時間 :午後2:00~午後3:50(110分)
小学校高学年ぐらいからなら理解できるのではと思います。
実は20世紀に入って、百年単位で解けなかった数学の問題が数多く解決されています。子供でもわかりやすいフェルマー予想の解決の物語などは数多く出版されています。このような挑戦物語は本格的な数学好きの入り口としてとても良いと思いますので、是非。