くらべるシンキング 5

対比を意識すると記憶できる(わすれない)話。

たとえば、奈良時代……
白くまのアタマのなかには、いつも
聖武天皇と山上憶良がセットで入っています。

正倉院のなかには聖武天皇の宝物がたくさんあります。
シルクロードを通り遣唐使によってもたらされた宝物。
しかしこのころの人びとの暮らしは裕福なものではなくて、
税の取り立てもきびしく、貧困に苦しんでいました。
山上憶良の「貧窮問答歌」に書かれていますね。
貧⇔富という図式(対比)が
はっきりと出ている時代だと考えます。

年号の羅列ではなく、そこにストーリー性を読み取ってこそ、
歴史の学習といえます。

対照的な2つ結びつけておくと、なかなか忘れませんよ!
これも対比の醍醐味ですね。