泥かぶら

ある一冊の絵本を紹介します。
っていつも紹介していますが(笑)

『泥かぶら』

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これは、昭和27年から上演されている演目を絵本化したものです。
ふつう絵本は読むのに3分~5分くらいのものが多く、長めのものでも9分程です。
それがこの「泥かぶら」は18分! 大作です。

「汚い泥かぶら!」と、みんなにいじめられている主人公。
親もいなくてひとりぼっち。

そんな主人公がある老人に出逢い
綺麗になるための秘訣を3つ教えてもらいます。
最初は半信半疑だった主人公も綺麗になりたい一心で、老人に言われたことを一所懸命実践していきます。
そして…いろいろなことが起こっていくのですが…

これは、自分の言動を変えることで
周りの人も、出来事も、外見をも変えていける
自分で自分の人生・現実を創っているんだということがすごく伝わる絵本だと思います。
泣けます。

もし
いじめられたり、嫌な思いをさせられている方がいらっしゃったら
ぜひこの『泥かぶら』を手にとって読んでいただきたいです。
(読み聞かせてもらえたら、なお最高)

実は私は小学校5年生の頃、いじめを受けたことがあります。
女子特有の“無視”ってやつです。
きっかけは本当に些細なこと。その時はホントに辛かった。

でも声をかけてくれた子がいて救われました。

その経験があって気付いたこともあり
私の人生の中で一番最初の大きな成長となる出来事だったように思います。

いじめる側も、いじめられる側も
それぞれに原因はあるんですよね。いじめを発信してしまう原因も、引き寄せてしまう原因も…。
本人はその時はなかなか自覚できませんが。

心の泥を落としていけば
きっと綺麗な現実が現れてくる。

そんなことを想うオススメの一冊です。