土台を作る

講師と接することの出来る授業をどのように活用するのか。
その活用力によって伸びが違ってきます。

大切なのは、講師に対して考えの癖、間違え方、能力の限界をさらけ出して、
知ってもらえば知ってもらうほど効果的なアドバイスをもらえるということです。

ロジムでは、この生徒はわかっているなと判断された場合はほとんど指名されることはありませんね。もちろん何も考えていないなと判断されても指名されません。行き詰まっていそうな生徒が指名されます。

小学校でありがちな、完全にわかっていることをみんなの前で発表して「はい良くできました」というスタイルに慣れていると最初は苦痛かもしれませんが、それを乗り切った精神状態になれるかどうかは教室に通ってくることの意味を大きく左右します。

中途半端な予習でごまかそうとする生徒(&保護者)もいますが、それで安心するような精神状態では、出来ることには安心し、出来ないことからは徹底して逃げるという授業が全く活用できていない状況が続きます。

授業で出来ないのに指名されたりすることに抵抗したり、怖がったり、逃げたりする我が子に焦ってしまう気持ちはわからないでもないですが、安易な処方をしてほしくないものです。

4年生のクラスに、テストでは毎回中位ですが、授業後にいつも自分の答案を持ってきて「このやり方でなんで出来なかったの?」とか、「ここのミスがなければ正解できたかな?」と聞いてくる生徒がいます。確実に伸びてきます。一方とにかく授業中は答案を隠し、持って帰って何とかしよう(してもらおう)という生徒もいます。

学力の土台は人間としての成熟度なのです。大人があれこれ用意したもので身につけた程度の知識は、成熟した人間の吸収力の前ではないにも等しいのです。

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