雨の夜とシンクロナイズドスイミング

雨ですね。
うわさによると台風が通過しているらしく、なかなか激しい雨天です。

もうすでに台風終盤のしとしと雨ですが、部屋で窓をあけているとなんとも風がきもちいい!音楽かけて照明落としていると、東南アジアに旅行にきているかのような錯覚に。

やっぱり寒いよりも暖かいほうが理屈なしに生きていくうえでは快適です。はい。

強引に理科に話をもっていくのですが、雨の日や雨上がりって外の音がクリアに聞こえますよね?飛行機の音だったり、車の音だったり、風の音だったり。

これってなんでかというと、音は空気中を伝わるよりも、水中(もっといえば固体中)を伝わるときのほうがその速度が速いからなんです。空気中では音速は約340m/秒 ですが、水中では1000~1500m/sで伝わります。

音は粗密波という種類の波ですが、要はぎっしりしている物体中を伝わるほうが、波が効率よくつたわります。つたえるものが豊富にあるからです。

空気中で音を伝える効率が悪いのは、空気(気体)は液体や固体にくらべるとすけすけですよね。一つの空気の粒がとなりの粒に波をつたえるときに、一個となりの粒が遠くにいるため、波をつたえる効率が下がるからなんですって。

ぎっしり人が詰まった部屋と、人ががらがらの部屋では、それぞれの人同士の影響力はぎっしりつまった部屋のほうが大きいですよね。

そんなわけで、つまり、音は空気中に水分が多いほうが速くつたわるそうです。そして雨上がりにはわれわれの耳にはなぜか「クリア」に音が伝わるそうです。

ちなみに水中のほうが音が速く伝わるため、シンクロナイズドスイミングの選手は水中で聞いた音にそのまま踊りを合わせるのではなく、ほんの少し聞こえた音よりタイミングを遅らせて動くそうです。そうすると、プールの外にいる人が聞いてる音と、選手の運動がぴったり合うそうです。
というわけで、夜の独り言でした。

あ、夏期講習の講座、迷ったらご相談ください。