くらべるシンキング 15

五月雨や大河を前に家二軒 与謝蕪村
なぜ、家は二軒なのでしょうか?
いくつかのケースをくらべてみましょう。
まず家百軒の場合はどうでしょか。
にぎやかですね! 人間が力を合わせてばどうにかできるのではと思える感じも出てきます。
これに対し、家一軒ではどうでしょうか。
すぐ流されてしまいそう……荒れる大河を前に諦めてしまっている感じが全面に出てしまいます。
家二軒というのは、助け合うことができますがそれが大自然の前では微力にすぎないことが表現できるちょうどいい数ではないのかと考えたりしました。
あ、三では文殊の知恵が出てくるかもですね……