今週は速さの平均の問題を表にしていきます。
問題
行きは時速8kmの速さで6時間かかります。同じ道のりをちがう速さで帰ってくる
と、行きと帰りの平均の速さは時速9.6kmになりました。帰りの速さは時速何kmで
すか。
『速さ×時間=距離』の表(はじき表)を作り、行きと帰りと往復を作ります。
下の表は、問題文に与えられた部分を書いたものです。
この表より、行きの距離が計算できることがわかります。行きの距離は、8×6=48km
です。すると、帰りの距離も行きと同じなので48kmとわかります。また、往復の距離は
48+48=96kmとなります。
上の表より、往復の速さと距離がわかったので、時間が計算できます。往復の時間は
96÷9.6=10時間となります。また、行きと帰りの時間の合計が往復の時間なので帰り
の時間もわかります。帰りの時間は、10-6=4時間となります。
帰りの距離と時間がわかったので速さがわかります。帰りの速さは48÷4=時速12km
となります。
このように、表にまとめることでどこの数が求められるかがわかりやすくなりました。
速さの平均は、行きや帰り、往復などいろいろな数がでてくるので迷いやすいですが
表にまとめることで何が計算できるのか、はっきりします。迷ったときは表を書いて
みるとよいですね。