2009年大晦日

2009年も残すところあと7時間。
今年1年を締めくくるべくそれぞれが過ぎゆく2009年に思いを馳せているのかなと。
毎年のことですが6年生の受験スタートと共に幕を開け、2月には代々木教室が開校しました。
(まだ1年も経っていないのですね。驚きです。)生徒もスタッフも先生も新しいメンバーが加わり、各々が時には挫折し、それを乗り越え成長した1年でした。

世の中は混乱し、変化を求めもがき、新たな活路を見出そうと拘泥するのと歩調を合わせるかのようにロジムも新しい方向性を見出そうと手探りをする一年でした。

振り返ると、2005年2月、全ての小学生が物事を論理的に正しく判断できる力を身につける仕組みを作りたいという想いから、学習塾ロジムは門前仲町で産声をあげました。
小学校だけでは十分な学習指導が行われないために生み出された数々の学習塾。それが今では受験に合格することのみを目標としたつまらない空間になっていることに大きな危惧を持ち、また異議を唱えたいと思いました。

当時から常に我々が掲げ、絶えずロジムを照らしてきたキーワードが「自立」。
そこに集まる生徒が、自ら考え、自ら判断をし、自らの未来を開くための「一生残る学ぶ力」、
それを育む場所がロジムだということを、ロジム自身が強烈に再確認する機会を多く持ったのが2009年でした。
この1年、教室の拡張やカリキュラムの拡充の中で、このアイデンティティーこそが、ロジムが輪郭を失わずに価値を提供し続けるのに大きく力を貸してくれました。

「20年後、子供たちが自立して人生を歩むために」

2009年、新たに作られたロジム資料の表紙に掲げられた題目です。
一人でも多くの生徒が学ぶ意味を考え、そしてさらに学ぶことの意義と成果を自らが求める。
ただそれ以外になにも望まない。そこから先は生徒自らが判断するべきものだから。

私たちロジムの設立理念はこれからも不変です。
あと2ヶ月でロジムは5周年、個性的で魅力的な卒業生達の顔を思い出しながら、
2009年末の挨拶とさせていただきます。

みなさん、良いお年を。
2009年大晦日
ロジム野村