ロジム講師・スタッフの考えていること

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間違いから逃げない子を育てる言葉

小学生は失点を怖がって生きています。幼少期から、意識しなくても出来ることがどんどん増えてきた人生を歩んできました。親の「よくできたね」という喜びを非常に敏感に感じています。ですから、中学年くらいから増えてくる「一度ではできないこと」に対して、強い拒否反応があります。「できないことは努力して出来るようになればいい」という考え方は、子どもに生来備わっているものではありません。成功体験がないのですし、努力する期間に関して非常に短い忍耐力しかありません。

授業中にテストを行ってその場で解説をするような形式だと、中学年時はほとんど授業が成立しません。間違いがあった瞬間に、「周りの人はできたのかな?」「周りの人に間違えたってことを気づかれたら嫌だな」という思いで頭がいっぱいになり、解説など頭に入ってこないのです。保護者のみなさんも中高生時代に中間期末テストの点数部分を隠すように折り曲げる行為に覚えがあると思いますが、同じようなものです。

天性の素質で、「やばい!間違えた!しっかり解説を聞かなくちゃ!」と考える生徒がいますが本当に少数です。こういう生徒は現在地点はどうであれ、凄まじく伸びるタイプです。

我々講師と保護者の役割は、失点を見つめて失点ポイントだからこそ頑張って取り組む姿勢を身につけてもらうことです。

授業中に私が実践しているのは非常にシンプルなものです。「失点を隠さない」「間違えたことを質問する」といった行為を大げさに褒めるのです。

多くの生徒が自分の答案を見せないようにしている中、机の上に気にせずに出している生徒がいたら「君が間違えたところがどこかってことを先生に教えてくれると良い指導が受けられるから次は点数が上がるね!」と褒めまくります。

質問をしてくれたり、ほとんど質問になってはいなくても「ここがわからない」という発言を引き出せた時も「良い質問です!これはなかなか重要なポイントです!普通は疑問にも思いません!」と喜びます。

中学年くらいの子どもはある意味単純なので、「褒められるなら」という思いで行動を変えてくれます。

2、3回目の授業時にはわざとらしく「私はテストの点数なんて隠さないよ!間違えたところは質問して出来るようになればいいんだから!」とアピールしてくる生徒まで現れます。良い意味での刷り込みです。そしてこれが結局は本質的な成功体験につながるのです。

低学年時は色々なことが満点でクリア出来きます。「よく出来たね」という結果の賞賛はいつのまにか、「出来ないことから逃げる」という行動に繋がります。ぜひ、低学年時から結果ではなく正しい過程を喜ぶという姿を見せることで、お子さんの失敗に向き合う姿勢を後押ししてあげてください。

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