「覚えている」ことの価値が低下している

「覚えている」ことで止まってはいけない。「物知り」の価値は検索のスピードが圧倒的に高まった今ではかなり低下してしまっています。

「どこかに書いてあること」へのアクセスだけなら、「覚えている」という状態も「調べることが出来る」という状態もほとんど変わりません。

例えば「〜年に・・・という出来事が起きた」や、「その問題はこのように解ける」という事実は暗記しているのも、調べるのもほとんど差はない。それくらい「調べる」ということのスピードは速くなったのです。

自分で頭を使うこと、それは既にある情報を組み合わせたり、抽象化したりして仮説を立てていくことです。その仮説が100%正しいわけではないのは当たり前です。そこに人より先に踏み込むことは現状大きな価値があります。

試験で正誤を採点しやすいものだけが勉強の対象ではないのです。

一応最後に。「覚えなくても良い」とは言っていません。