ロジム講師・スタッフの考えていること

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12/20 愛和小学校公開授業レポート

ICT×愛和小学校1年生×ロジムのロジカルシンキング
 
12/20 愛和小学校1年生たちとICTを使ったロジカルシンキングの公開授業を行いました。
 
非常に先進的な取り組みを独自に、意欲的に行っている松田校長との出会いから、わずか10日で実現した授業でした。
「ICT教育こそ今の子どもたちに真に必要なものだ」との信念をかたくもっていらっしゃる松田校長先生の計らいのもと、
 
・ロジカルシンキング×ICTでどんなことが可能になるのか。
・こどもたちが「はじめてのロジカルシンキング」の授業にどんな反応を見せるのか。
・子どもたちの将来の学習はどのように行われるべきなのか。
 
そんな疑問の答えに対するヒントを得られる機会になりました。
 
 
(授業風景)
 
ロジカルシンキングの根底をなす「理由」を考える授業を、「だから」ということばを中心に学習しました。愛和小学校の先生のご協力のもと、教材を「ロイロノート用」に再編集し、子供たちに「なぜ?」と考えることの大切さを伝えます。
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愛和小の子どもたちは、とても積極的で、はじめての私の授業でも積極果敢に発言してくれます。このへんはロジムと同じ空気を感じましたね。
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ふだんからipadを使ってさまざまな専門家を呼んでの授業を展開している愛和小ならではの雰囲気なのかもしれません。共同作業や人前で意見を言うことにも慣れています。授業前にはこんな画面が。。。勉強も「日常」になっていますね。
始業前からipadで勉強!

始業前からipadで勉強!

松田校長自作の充電室。もう全部出払ってます!!

松田校長自作の充電室。もう全部出払ってます!!

 
またipadの操作も先生の手元でロックができるので、子供たちも「話をきく」タイミングと「自分でやる」タイミングがはっきり感じられるのかもしれません。また、「先生たちがipadの使い方も教えてくれる存在」として、子供たちの先生への敬意も高まる、とは松田校長の談。たしかに1年生とは思えないほど、とても素直に、そして真剣に先生の指示を聞いています。
 
先生の指示はちゃんと聞きます!!

先生の指示はちゃんと聞きます!!

 
 口頭で「理由」を考える練習をしたあと、いよいよipadを使ったパートの開始です。子供たちは先生の指示に従って、器用に設定を変えながら、「だから しゅくだいはやったほうがいい」「だからipadはべんりだ」などの文の前にくるべき「理由」を自分なりに考えてくれました。
 器用に画面の文字をタッチして文章を作るこどもたち。その間私や愛和小の先生たちは個別に子どもたちの席をまわりながら、いっしょに理由を考えました。
 
生徒一人一人を見て回りました

生徒一人一人を見て回りました

 
驚くべきはその集中力。なかなか理由が思いつかないときも、画面に手をあてながらいろいろ考えているんですね。
生徒といっしょに「理由」を考えます!!

生徒といっしょに「理由」を考えます!!

 

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ひととおり書き終えたあとは、圧巻の全員の回答表示。まず子どもたちが自分の回答を「ロイロノート」の提出ボックスへ!!
 
ひとつの画面にみんなの作った文章が一覧で表示されます。これは授業を行っている側としては願ったりかなったりのすごい機能ですね。
 
全員の回答が一覧に。見やすい!

全員の回答が一覧に。見やすい!

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どれにしようかな・・・

 
その後は面白い回答や数の多い回答を使って、「こんな考えもあるね」「こんな理由だって立派な理由なんだよ」とフィードバックを行いました。「しゅくだいをすると頭がよくなる」という理由も成り立つ一方で、「しゅくだいをしないとゲームをやらせてもらえない」という理由も十分立派な理由です。
 
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こんなに立派な文章も!拍手!!

怒られる。。。これも立派な理由ですよね!

怒られる。。。これも立派な理由ですよね!

みんなの意見や考えを瞬時に共有できるICTを使った教育と各人に論理があることを尊重するロジカルシンキングの授業はやはりとても相性がいいと思います。
 
 こういう環境で学習ができるのは子どもたちにとってとても有意義なことだと肌で実感しました。愛和小の子たちはとても幸せな学習環境にいると思います。ロジムでも順次導入していきたいと強く感じた公開授業でした。
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(今後の課題と展望)
 
とはいえ、課題も数多く存在すると感じました。
 
・全員にipadを導入するにはどうしたらよいか。(松田校長はこれを独自にやったのがすばらしいのです。ロジムでも何とか道を探っていきたいですね。)
 
・教材自体を従来の紙ベースのものから、ICTに最適なものにしなければならないのではないか。
 
 単純に従来の紙ベースの教材を流用したのでは、ICTの魅力を十分に生かせない。もっとテンポよく、ロジムのフラッシュ回でやっているような教材をさらに洗練させたり、ページの配置をいじって一枚一枚を大きなスライドに作りかえたりしていかねばいけないと感じました。
 
・講師や先生自体のICTスキルの向上が不可欠
 
 私自身が扱いにまだ慣れていないのもあり、どこまでの力を秘めているかわからない「ロイロノート」。今回も愛和小の担任の先生におんぶにだっこで行わせていただいた授業でした。
ipadも自分でつかいこなせるようにならないといけませんね。先生ありがとうございました。

ipadも自分でつかいこなせるようにならないといけませんね。先生ありがとうございました。

とても感謝する一方で、自分のスキルを向上させないと、真によい授業にはならない、と感じました。
 回答の一覧表示だけでもすばらしいと思いますが、教材の作り方や操作の仕方、それを行うタイミングなど、教える側の技術の向上が、そのまま授業の質に反映されるでしょう。
 新しい変化を好んで受け入れ、それに合わせていく心構えをこれから、先生たちみんなが持たないといけないと思います。
 
 そのためには自分自身がもっと身近に積極的にICTを使い、考え、それを生かした授業、それを生かせる教材を発信していかねばならないと感じました。来年度はそういったことも念頭に置いて、物事に取り組んでいきたいですね。
 
ロジム内ではもちろんのこと、愛和小や他の団体とも機会を大切にしてどんどん交流をし、ICT×教育の輪を広めていければ、子供たちにとってとてもいい学びの場が提供されると確信しています。
 今回このような貴重な機会を本当に快くご提供していただいた松田校長をはじめとする、愛和小学校の先生方、そしてかわいい1年生、本当にありがとうございました。
 
 次の機会がいただけるとしたら、もっと洗練し、もっと楽しくなった授業ができるように私も頑張ろう、そしてICT×教育、ICT×ロジカルシンキングをもっともっと多くの人たちに体感してもらえるように努めていきたいですね。
 
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