学びのボトルネック03 「だとしたら」を納得できない

物事の流れをせき止めている箇所、「ボトルネック」。全体から見れば小さな箇所かもしれませんが、そこのせいで、うまく物事が進まないことありますよね。小学生の学習にも存在するボトルネックを紹介します。

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 「~だとしたら」を仮定として捉えられない 
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子供の勉強を見る機会が多い親御様や、学習指導経験者ならだれしも「あー、それね」と納得してもらえるボトルネック、「仮定を仮定として捉えられない」について。

わかりやすい例を上げると、
先生「ここに大きなリンゴがあるとします」
生徒「え、ないよ」
先生「あるとします」
生徒「え、だってないじゃん」
先生「・・・・・」

や、もっとよくあるパターンですと、
先生「小学生は、みな甘いモノが好きだとします。ロジオくんは小学生です。さて、、、、」
生徒「え、ぼくは甘いもの好きではないよ」
先生「好きだとするとね」
生徒「うーん、でもぼくは好きじゃないから・・・・」
先生「・・・・・」

 小学生低学年の生徒にとって、ロジカルであるかどうかは、「前提を前提として受け入れ、その上で、因果関係を作れるか」ということと言い換えられます。

 低学年生徒の「論理的思考」に関する成長度合いを判断する時に、この「仮定を仮定として認めて、そして思考を進める」ことが出来るかどうかは、大きな、とても大事な分岐点であり、このポイントをクリアできないと、その後の学習で大きなハンデを背負うことになりかねません。

お子様との会話の中で、「だとしたら」を「だとできない」場面が多い時、気をつけて下さい。
そこに学習のボトルネックがあります。
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日々の会話の中で、このボトルネックがよく出るようでしたら、丁寧に、何度も「うん、そうだね、みんなか甘いものが好きだとしたら、そうじゃないかもしれないけど、みんなが甘いものが好きだとしたら」と前提をお子様に沁み込ませるように伝えてあげて下さい。
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ポンタくんはあまいものが大好きです。
トウガラシはとてもあまい。
だから
ポン太くんは(            )

↑ 仮定を仮定として思考を進めるドリルです。敢えて現実とは異なることを仮定として置きます
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